家族葬の場合の香典辞退の文例
最近葬式の形態として広まりつつあるのが家族葬です。
これは密葬ともいわれ、家族や親族などの故人と近しい関係にあった方々のみで行うものとなります。
一般的なお葬式と異なり、一般の会葬者へ気遣いをする必要もなく故人とのお別れを十分に確保できること、あるいは葬儀費用を抑えることができることなどの理由から最近人気を集めています。
葬儀の流れとしてはお通夜から始まって、葬儀、出棺、そして火葬というように一般的なお葬式と特に違いはありません。
しかしながら家族葬を執り行う際にはその通知方法などが一般的な場合と異なるために、いくつか注意すべきマナーがあります。
今回はその文例とともに、特に香典辞退をした場合のマナーについて紹介します。
家族葬を行う場合参列者を近親者に限定するわけですから、仕事関係などの義理で参列に来る人には通知できちんとその旨を伝え、香典や弔電をお断りすることも明確に伝えておく必要があります。
その場合の文例としては以下のようなものが考えられます。
------謹啓◯月◯日 父????????が逝去いたしました。
父の遺志により、遺族、近親者のみで家族葬を執り行うことにいたします。
つきましては、故人の遺志で御香典、御弔電などのお気遣いは辞退させていただきます。
生前のご厚情に御礼申し上げます。
喪主名------このように家族葬であると言ってもお焼香に来られる方もいらっしゃるので、通知の段階で明確にお断りの旨を伝える必要があります。
しかしながら、もしお断りしたにも関らず相手が香典を置いていかれた場合はお返しするのが良いでしょう。
また、参列する側の方は香典辞退の旨があらかじめ伝えられている場合は持参しなくて構いませんが、もし記載がない場合は持参して、受付で断られたら持ち帰るのがマナーとして望ましいです。