家族葬における出棺時の挨拶について
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近年は大規模な葬儀を敬遠して、家族葬のような小さな葬儀を行う人が増えています。
中には、生前多くの人と関わりがあったような人でも、遺言により家族葬を選ぶ人もいます。
このような葬儀では、親戚などのごくわずかな人しか出席していないため、参列の人数は50人程度の小さな式になることが多いようです。
通夜や葬儀の挨拶は、葬儀委員長や喪主がすることが多いですが、家族葬の場合は葬儀委員長を立てることは少なく、喪主の役目となります。
近年では葬儀場の司会者が喪主に代わってお礼を述べることも多いですので、あまり気にしなくてもいいようです。
親戚などのごく親しい人が中心の葬儀では、そんなに堅苦しくならなくても良いということです。
葬儀のあと最後に故人とお別れして、棺桶に釘を打って出棺となりますが、葬儀場から出発する場合はこの時が出棺となり、近年多くなったバスでの火葬場への出発の時に、喪主が挨拶するケースが多いようです。
この場合も、親戚のほとんどはバスに乗り込んでいる状態ですから、火葬場に行かないわずかな人に向けての挨拶になります。
また、バスの前という外での挨拶となりますから、本当に簡単な内容で構わないでしょう。
内容は、通夜と葬儀が無事終わったことのお礼を述べ、通夜と葬儀に参列していただいたことの感謝の気持ちを伝えます。
また、香典・献花・供物のお礼も述べるのがよいでしょう。
もし、親戚の方に最後にお礼を述べたい時は、火葬場から帰ってきてから一番最後に述べるのがよいでしょう。