家族葬を行った際の香典返しの挨拶状
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最近では大々的に行うお葬式ではなく、家族だけでひっそりと行う家族葬を選択される方が増えています。
親近者だけで執り行い、余計な費用や気遣いをせずに済みますし残された家族のことを思い、生前に希望される方も多いようです。
家族葬では御香典を辞退されるケースも多いと思われますが、それでも置いていかれる方もいらっしゃると思います。
通常の葬儀の場合は会葬礼状と会葬御礼品で香典返しを行う形になりますが、辞退されている場合はその場で用意することは出来ないと思います。
その場合は四十九日の法要の後1か月以内に、御香典を頂いた方に頂いた金額の半分か3分の1程度の品物を満中陰志としてお返しするのが一般的かと思われます。
ご香典返しには挨拶状を添え、自筆で返礼が遅れたお詫びを申し上げるとより丁寧かと思われます。
挨拶状の文面には、故人の法要が滞りなく行われたことのご報告と、本来は喪主が直接挨拶に伺うべきだけれども、書面や配送による略儀で済ませることへのお詫びを入れるようにすると良いでしょう。
時候の挨拶は入れずに、頭語に拝啓、結語に敬具を使うパターンが多いようで、故人の名前はシンプルに故○○○ 儀、喪主との関係で例えば、亡母○○ 儀とする場合があります。
文末には、日付と差出人の住所や氏名あるいは親族一同などと入れるような形がよろしいでしょう。
礼状を書く際に色々な文例を参考にされると思いますが、文中で「、」「。」などの句読点を使わないように注意しましょう。
理由は色々な説がありますが、昔は毛筆でかかれ毛筆の書状には元来、句読点がなかったとか法事を流れるように行うために途切れるような句読点を使わなかったという説もあるようです。